Monday, December 18, 2017

OO環境の利害

お久しぶりです。

今日はOO環境の利害に関して書いておきたいと思います。

知っての通り、OCGとTCG双方とも少し前までスパイラル1強環境でした。しかしリンクブレインズパックの販売、2018年1月の新制限、そしてTCG側の緊急規制によりスパイラル1強環境が崩れ、日本では新規サポートを得た彼岸など少し前のテーマが入賞したり、TCGではスパイラルに加えてトリックスターやEM魔術師など前からありましたがもう少し群雄っぽくなり、少なくとも1強ではなくなりました。

そこでいつも話題になる「OO環境の方がいい」に関して利害を分析してみました。



仮定義作り


まず最初に「OO環境」の仮定義を作りたいと思います。率直に言って論点になるのはいつも「1対多」なのでこの場は敢えて1対3とか2対4〜などとグダグダ書かず(話が脱線する恐れもありますし)便宜上、「1対多」、つまり1強か群雄かに分けて意見を書きたいと思ってます。

後、この際「1強」と「群雄」の仮定義をどう作り出したのか、参考程度に実施+一因となったアンケートの結果を貼っておきます。




リンクはこちら:https://twitter.com/ToshiGabu/status/937604044717113344

分かりやすい様にまず過去に「1強」環境だった例をいくつかあげて行きたいと思います。

  • スパイラル
  • EMem、EM竜剣士(亜種含む)
  • ネクロス
  • 12獣(亜種含む)
  • 征竜・魔導(確かに2テーマですが同時期+重なる商品が多い、そしてこの時代にはこの2つしか活躍しなかったので敢えて「1強」に分類しました)
はっきりとした定義はゲームの性質上、ほぼ不可能ですが「一時期の大会環境で1、または2テーマが圧倒的な強さを誇り、それ以外のデッキがほとんど、あるいは全く見かけない、そして全く入賞しなかった」を「1強環境」と定義したいと思います。

一方それ以外の環境を「群雄」と定義したいと思います。


では早速私なりに分析+分かりやすい様、考えられる点を箇条書きにしてみました。


1強環境の利点と弊害



利点
  • 非常に高い確率で同じデッキばかりに当たるのでそれの準備が楽
  • 極端な環境でのプレイングが向上
  • デッキ構築がある意味楽になる

弊害
  • 閉塞感
  • 返しができなくなる
  • デッキ構築費用が上がる
  • 新商品の売り上げが滞る恐れがある
  • 新規参入が難しくなる


群雄環境の利点と弊害



利点
  • 構築力と想像力の上昇
  • デッキ構築費用が抑えられる
  • 新規参入のハードルが低くなる
  • 幅広い意味でプレイングが磨かれる

弊害
  • 対策などに切り捨てが迫られる
  • テーマや構築の選択肢が難しくなる
  • 一定レベルに到達するとそこからプレイングの向上が難しくなる

では各点に少し踏み込んで見ましょう。

1強環境の利点
  • 非常に高い確率で同じデッキばかりに当たるのでそれの準備が楽

    大会など出られる方は皆優勝を目指してるので当然、最強のテーマを元にデッキを組みます。1強環境だと皆同じテーマを元に組むのでサイドとかもほとんとそれ対策に割り当てられる、故にサイドのカードどうするかなどあまり悩まず、準備が楽だと思います。
  • 極端な環境でのプレイングが向上

    1強環境だと構築もほとんど変わって来ません。むしろ相手も自身も全く同じ構築である可能性も十分あります。この場合、この手札・状況で最善のプレイをどうすればいいのか?で勝敗が決まると思います(要するに、ミスれば負ける)。カードプールに大差どころかほとんど差がない場合、どういう返し方、展開など選択肢が多い方が有利かつ勝つと思います。
  • デッキ構築がある意味楽になる

    上記同様、
    1強環境だと構築もほとんど変わって来ません。これと合うカードを探す時間などそちら方面にあまり時間を費やす必要がなく、むしろネットで優勝したデッキリストを丸写ししてそこから自分の好みに合わせて行く方が場合によっては効率的と思われます。

1強環境の弊害
  • 閉塞感

    大会結果が全部単一テーマだと好きな人は好きかも知れませんが、閉塞感を覚える方が多いと思いますし、むしろ嫌気が差して辞めて行く人が増えるかと思います。何が入賞した?あ、またそれかと感じる事が多いと同時に揶揄の対象になると思います。
  • 返しができなくなる

    先攻は盤面構築、後攻はそれをどう返すか?が遊戯王ですが・・・もし先攻が割れない盤面構築を目指した場合、後攻はどうすればいいのでしょうか?現実的には選択肢として構築を妨害するか、敢えて構築させてそれを返す戦術になると思います。

    前者の場合、場や墓地に何も
    ない状況から自然として、残された選択肢は手札誘発を投げつけることになります。しかし誘発を引かなかった場合、座して死を待つ状況に陥ります。今年のイタリア代表が「YCSで入賞したけど上位32で止まったのは、トナメゲーム1と2で誘発引かなかったから」が非常に分かりやすい例えだと思います。

    では後者の場合はどうでしょう?敢えて先攻捨てた構築ならひょっとしたら盤面を割れるかも知れません。しかし、これは私の経験ですがネクロス全盛期時代、私は対戦相手にサンボル、月の書ともう1つ制限カード3枚投げつけましたが全く無意味でした。これだけ制限カード引いてるにも関わらず盤面が全く変わらなかったのは今でも鮮明に覚えてます。

    そこに先攻捨てた構築と言えど盤面割るのに必要なカードを引くとは限らないなど色んな要素が絡んで来ます。極端と言えば極端ですが、一言に丸めて言えばサイコロゲーと揶揄される現象がこれだと思います。
  • デッキ構築費用が上がる

    これは単純です。皆勝ちたいけどOO使わないと勝てない。なのでOO関連のカードを皆欲しがり、需要が高まるに連れ、費用も重なります。EMem全盛期、3必須であるペンマジが1枚5000円近くまで上昇したのが良い例だと思います。
  • 新商品の売り上げが滞る恐れがある

    これも単純です。1強環境だとどうしてもデッキ構築時、そのテーマを意識します。極端な話、いくら新商品出してもOOに勝てなかったらその商品を購入する意味が薄れてきます。コレクションに欲しいなどある程度は売れますが・・・本来望んでる程は売れないでしょう。
  • 新規参入が難しくなる

    ゲームを維持、成り立たせるにはプレイヤー数の維持が必須です。で、必ず様々な理由でゲームを辞めて行くプレイヤーが一定数います。それを埋めるため新規参入(もしくは復帰)は重要だと思います。

    ここでは敢えてTCGを例に出しますが、「1強環境で12獣
    しか存在せず、大会出るならそれ使わないと勝てない、しかも組む場合には最低でも7万円の出費が必要であるし多分数ヶ月後にはそれらのカードほとんど使えないと思った方がいい」と説明した場合、新規参入される方で納得される方はどれだけいるのでしょうか?ほとんどないと思います。

1強環境の分析はこんな感じです。次は群雄環境の利害について詳しく話したいと思います。


群雄環境の利点

  • 構築力と想像力の上昇

    使いたい、使える、そして使うデッキの選択肢が多いので群雄環境であれば好きなテーマが見つかる可能性がかなり上昇します。後デッキリストが必ずと言っていい程中身がバラけてくるので自分の周りの環境に合うようデッキの調整力、そしてその考えを鍛える想像力が上昇すると思います。
  • デッキ構築費用が抑えられる

    デッキの選択肢が多いのでその結果、自然と需要が分散されます。具体的な数字は分かりませんが、何らかの部分で費用は必ず抑えられます。例としてTCGで彼岸が初めて出た時、一番費用が必要だったのはXダンテ3枚でした。ただそれ以外はほとんど字レアと全部合わせて合計3万ちょい、TCGで言うとかなり費用が抑えられました。その後彼岸が当時のTCG環境で3強の一角を成したのは別のお話(笑)。
  • 新規参入のハードルが低くなる

    使う物の選択肢が広がる、費用が抑えられるは新規参入を促すには十分な条件だと思います。逆から見れば1つのテーマやデッキだと使いこなすまでに時間がかかったり、費用面など無理、あるいはプレイスタイルが合わないなど色々な前提条件があり、重なれば重なる程クリアするのが総じて難しくなって行くと思います。

    なので使わざるを得ないのではなく、選択肢があるのでそれぞれに合う物が見つかりやすくなります。人間、言われるより自分で選びたいのが当たり前ですので。そしてもし合う物を見つけた場合、プレイヤーとして参加を継続してくれる可能性も上がると思います。
  • 幅広い意味でプレイングが磨かれる

    群雄環境だと自然と相手するテーマやデッキが増えていきます。それらへの対処はそれぞれ違いますし、同時に知らなかった対処法などを見つける可能性があります。1
    強環境だとサイド枠を全部それらの対策にして終わりとするのが可能ですが、群雄だと色々枠を割く必要があり、(例えばOOに対して何枚、XXに対して何枚)同時にどのようなカードを使うのか選択肢が迫られます。(例えばPデッキに対して芳香使うかそれとも魔力の泉を使うか)。

    正直サイドの構築も一種のプレイングと思いますし、それらが群雄環境では1強環境より磨きやすいと思います。

長くなりましたが「OO環境の利害」はこんな感じです。

個人としては群雄寄りですが可能な限り客観的に書いてみました。


ではまた。

Friday, September 22, 2017

TCGの新制限を考察してみました。

前置きを1つ。

私はこの記事を執筆時、シカゴに滞在してます。そして17時間差の時差ぼけがきついです。思考能力に枷をつけられた状態ですが精一杯考察してみたいと思いますw


さて、ついに出ましたTCG新制限。公式リンクはこちらからアクセスできます。

適用は9月18日から、前回との差分は以下の通りです。


禁止
真竜拳士ダイナマイトK
地霊神グランソイル
真竜皇リトスアジムD
源竜星-ボウテンコウ
ダイガスタ・エメラル
十二獣ブルホーン
十二獣ドランシア

制限
真竜戦士イグニスH
幻創のミセラサウルス
十二獣モルモラット
ブラック・ホール
六武の門
妨げられた壊獣の眠り
真竜皇の復活

準制限
カオス・ソルジャー -開闢の使者-
竜剣士ラスターP
マスマティシャン
氷結界の龍 ブリューナク
TG ハイパー・ライブラリアン
洗脳-ブレインコントロール
異次元からの埋葬
神の写し身との接触
儀式の準備

解除
デブリ・ドラゴン
オネスト
レスキューキャット
レスキューラビット
召喚僧サモンプリースト
黒き森のウィッチ
光の援軍
竜の渓谷
揺れる眼差し



考察(?)


いつも通り、禁止〜解除の流れで。まず禁止から:



真竜拳士ダイナマイトK
真竜は上(ドラD、マスP)か下(上級真竜、もしくは真竜魔法罠と命削りなど補助)か、どっちかを規制するかなと思ってましたがOCGみてると上の方かなと思ってましたので正直意外です。もっとも、ほぼ3積みされてる優秀な上級真竜なので妥当ですがこれにより真竜はかなり弱体化されたと思ってます。


地霊神グランソイル
TCGでは暴れてませんが、前々回The tyrant Neptuneを予防的な意味合いで禁止したのと類似と思います。動画とか見ると度々ループとかで悪用されてますしw



真竜皇リトスアジムDと源竜星-ボウテンコウ
TCGの場合、恐竜・竜星はある意味12獣の影に隠れてましたが12獣が規制されたら環境トップとなり暴れるのがほぼ確定+世界大会で優勝した+そして規制してもあまり収益に響かないと諸々の理由で禁止されたと思います。後リトス禁止=真竜皇サブテラーがかなりのダメージを負いましたが・・・まあいいかw


ダイガスタ・エメラル
エメラルは12獣のパーツとしての直近的な印象が強いと思いますが、TCGでは星杯でも使われてます。(例:神聖なる球体などを戻すため)。ネクロスや12獣の全盛期に資源リサイクル+ドローは強すぎなので規制すべきと度々話題になりその都度規制を逃れてましたが遂に引っかかりました。


十二獣ブルホーンと十二獣ドランシア
特に理由を記載する必要はないと思います。


次は制限。


真竜戦士イグニスH
ダイナマイトKと同じですが、むしろあまり使われなかった方。理由はKと同じですがKほど強くないので制限にしたのかなと思います。


幻創のミセラサウルス
恐竜を無敵化するのはダメなので規制するならこれかオヴィラプターの2択かなーと思いました。ただ化石調査に規制がかかってないのでその結果こっちになったような気がします。もっとも、こっちの方がオヴィラプターや化石調査に比べて強い?厄介?なのでかけるならこっちと妥当な判断と思いました。


十二獣モルモラット
モルモBをデッキから出すのが出来なくなったのもありますが、能動的な墓地肥やしを難しくするのがむしろ本命だと思います。何にせよ12獣は野放し期間が長すぎたのでなんらかの規制は妥当かと思います。


ブラック・ホール
サンボルに触れずブラホを制限するのは正直意外でした。ただサンボルみたく相手の場を一掃するよりむしろ自分の場も巻き込む全体除去の方が強いと感じる時が時々あったのも否めません。うまく説明できませんが、直感的に全体除去をした後にぶん回して蓋をする〜状態を避けたいのかなと感じました。


六武の門
(スピリットウォーリアーズの)販促。


妨げられた壊獣の眠り
理由はブラホと同じかなと思います。妨げ発動→壊獣SS、並べて省略ワンキルも多いし(例:12獣壊獣)、厄介なモンスターを99%確実に除去できる方法を持ってこれるのでそれらが一因かと。


真竜皇の復活
ダイナマイトKと同じくですが、Kから出せる、もしくはドラDからサーチが出来て真竜をほぼデメリットなしで蘇生できるのは強すぎると思います。


そして準制限。


カオス・ソルジャー -開闢の使者-
昔は鉄板のパワーカード。今や環境の第一線から姿を消して久しくといった感じなので緩和は時代の流れを感じます。そして最近Xミネルバが収録されてるBLLRの販促、及びライロやカオス使いには朗報だと思います。


竜剣士ラスターP
リンクフォーマットへ移行すると同時にPゾーンやP召喚に対して大きな変化がありました。むしろこの変化によってP召喚などPテーマ(例:メタル)を使うプレイヤーが減ったと思います。ラスターPの場合は割る対象の少なさ、エクストラからのP召喚に対する縛りやフィールド上の圧迫(特にスケール)、そしてシンクロなど行き先が限られてるので緩和されたと思います。


マスマティシャン
前は通常召喚して相手の出方を誘った後SSしまくって展開なども選択肢の1つですが、今の遊戯王は通常召喚権が非常に重要であり、仮に潰されたら(例:警告など)戦術の幅がものすごく狭くなるのが1つの特徴だと思ってます。後戦闘を介する効果はその前に除去されてる可能性が大です。当時は強力だったけど今は違うので準制限が妥当だと思う一枚です。


氷結界の龍 ブリューナク
エラッタされ再録されても全く見ず。緩和しても問題ないと思いますw


TG ハイパー・ライブラリアン
確かにドローは魅力的ですが、それはマスタールール3の時、シンクロモンスターを並べることができたからです。今でもシンクロモンスターを並べることは可能ですが、実現する条件が格段に厳しくなったので少し緩和しても問題ないと思います。と同時にジャンド使いがどうするか正直知りたいとは思ってます。


洗脳-ブレインコントロール
記憶が曖昧ですが一時期12獣対策で使われてたような。(相手のをパクって上乗せするみたいな)・・・とは言え使用率が低かったのは事実。個人的には12獣規制した後少し様子見してから良かったと思うのですがどう使われるか興味がある1枚です。


異次元からの埋葬
正直TCGでは長らく使われてないカードです。ただ最近アンデット儀式テーマのVendreadが出たのでそれに搭載する・されるかも知れませんが、何れにせよ準制限になったことで使い勝手がよくなったのは事実。色々試してみたい1枚です。

神の写し身との接触
ネフィリムいない=シャドール弱いので特に問題なし。むしろ解除してもいいと思ってます。


儀式の準備
異次元からの埋葬と似たような理由だと思います。後、正直なんだかんだ言って儀式サポートは少ないと思いますので(ネクロスは例外)。少なくともVendreadでは絶対使えるので個人としては緩和はありがたいです。


で最後に解除。今後の方針として本項では解除された理由よりも私見に考察の重点を移したいと思います。


デブリ・ドラゴン
ジャンド以来、ハーピィにしか見かけないようなモンスターなので解除されたと思います。で緩和された今、個人的には最近出たTCGテーマであるF.A.と併用できると思います。少なくとも墓地のF.A.を釣って1枚でX召喚はなかなかかと。


オネスト
テキスト変更以来弱くなり、見る影も無くなったので解除されたと思います。自分としてはライロが少し人気出てるので開闢の緩和と合わせてそちらの方で活躍するかなと思ってます。



レスキューキャットとレスキューラビット
振り返って見ると前者はエラッタされても12獣のおかげで使用率あまり上がらず。後者はメタルで使われたぐらいです。個人的には猫の方はエラッタされても割と強いと思うので何かに使われると思います。兎の方はOCGで無制限なのにさほど問題が無かったから緩和したのかなと思います。後、緊急救急救命レスキューがTCGではスーレア版があるのでこれらとフェレットを合わせて何か作ってみたいですw


召喚僧サモンプリースト
猫とサモプリが今回の規制で共に無制限になったのはサモプリサモプリ猫ベルンベルンから随分変わったなーと感じざるを得ないと思いました。同時に枯れた技術でしょうか、何かに使えるかなと期待する自分がいますw


黒き森のウィッチ
BLLRの販促でしょうか?いずれにせよエラッタされた1枚ですが同時にほとんど使われた形跡が全くない1枚です。往年のようにはいきませんが今後の活躍に期待ですw


光の援軍
正直これはBLLRとCOTDの販促と思ってます。特にCOTD、トワイライトロード=ハズレとの声が根強いので援軍を緩和させて少しパワーアップさせようと言う感じがします。まあでも隠居してた知り合いが組みたいとか言い出してるので私としては問題ないですw


竜の渓谷
12獣と違いいい意味で、特に理由を記載する必要はないと思います。


揺れる眼差し
ラスターPと類似の理由だと思います。もし将来P召喚のテーマがまた暴れたら規制されるかも知れませんが、リンク推しの今そういう規制が考慮されるのは当分先だと思います。


その他諸々

上記の規制によりTCGにも待ちに待った変化が訪れます。気になった部分に対して少し感想を述べていきたいと思います。


12獣
ブルやドランシア禁止なので墓地に12獣を能動的に送る手段が制限となったモルモとサラブレだけになりました。ただOCGと違って会局は無制限のままなのでレベル・ランク4エンジンとして出張は可能かも知れませんがテーマとしては総じてかなりの弱体化です。もっとも規制前が安定しすぎ・強すぎたのもあるので規制に関しては嬉しいですがもっと早くするべきだったと断言できます。


真竜
上から規制ではなく下から規制がかかったのでドラDやマスPが無制限と言えど従来のエンジンからの変更は必須です。恐らく命削り真竜か出張させた派生型が流行ると思います(例:召喚真竜など)。ただどの型関係なくKの禁止化や復活の制限化によってテーマとしては不安定となりました。知り合い曰く「子供取られた征竜」が一番正確な表現かと思います。


恐竜

正直12獣の影に隠れてあまり出てこなかったのもありますが、確実なのはオヴィラプター1枚からボウテンコウは終わりました。トリシュからVFDの流れも以前よりは不安定、ミセラ制限なのでアグニも使いづらいなど色々弱体化してますが、卵とサーチが多いのでまだまだ動けると思います。


増G
TCGでは制限で、最近OCGでも準制限となりました。正直色々理由があってどれが正しいのかは分かりませんが、増Gは制限ではなく0か3にするべきとカードだと思います。しかし今回の規制でもスルーされたので制限のまま。正直ゲームバランスを直すのが分からないのなら流れ的にもう禁止して欲しいと思います。


うらら
日本ではうららは強すぎと言う意見が所々で目立ってましたが、TCG側ではむしろ増Gに代わる物を、もしくはうらら使えば相手止まる(安パイ化?)環境を構築するよう画策してるのかなと感じました。根拠は直感としか言いようがないですが何か思いついたら書きます。


9月18日即日適用
カードではありませんが、重要な部分なので。本来なら発表した数日後から適用開始なのですが、今回に限って即日適用となりました。なんで数日後から適用の余裕がないのか、今回は珍しくその理由を見つけることができました。理由は各地で開催されてるイベント(主に北南米の地区予選)の参加人数に影響が出てるからだそうです。

どれだけの影響が出てるのかは知りませんが、正直3月から9月まで事実上半年も放置したらそりゃ影響出るでしょアホかと思います。これを教訓に、真面目にプレイヤー(別名:お客)のことを考えて欲しいと思います・・・もっとも現時点ではあまり期待してませんが。


今後
もう1つ、敢えて言わせてもらいますがドラD。これを放置したのはダメだと思います。うまく言えませんが、これとマスPに規制をかけなかった結果、環境の基準が「マスPが倒せるかどうか」になりつつあると思います。まあ、これが事実かどうか分かりませんが予想としては:

真竜
恐竜
ABC
トリックスター
召喚獣
スパイラル

こんな感じが環境トップになると思います。もっとも、12獣の影響力は絶大だったので誰が空いた玉座に座るのか・・・判明するまではもう少し時間がかかると思います。

長くなりましたがこんな感じです。

ではまた。

Friday, September 8, 2017

クマとグチと遊戯とグチと近況報告と今後とグ(ry

皆さんお久し振りです。

日本では夏も終わり、秋になって来たと思います。シドニーでは冬が終わり春になりつつなので暖かくなってきましたが日没後はまだ寒いです。

さて、久しぶりなので少し遊戯(TCG)に関するお話グチを投下したいと思います。


TCG近況

コード・オブ・ザ・デュエリストやメガ缶、そして伝説のデュエリスト達など新製品が販売されてますが、率直に言ってTCG環境は相変わらず12獣とその亜種・派生・混ぜ物しかおらず、それ以外は生存権利がないモノとなってます。

まあ、予想してたと思う方もいらっしゃると思いますが、少し踏み込んで見ましょう。まず下記の資料を。


簡易タイムライン:

12獣が収録されたレイジングテンペストが2月に販売。
⬇︎
案の定、暴れる。
⬇︎
真竜が収録されたマキシマムクライシスが5月に販売。
⬇︎
それも暴れる。
⬇︎
合体してさらに暴れる。
⬇︎
今ここ。


データ類:

何かを論ずるには正確な統計が大事です。分かります。なので先月、イタリアのリミニで行われたYCSの上位32のデッキ分布を用意しました。




上から:

12獣
真竜
12真竜
真竜恐竜
12壊獣
その他

と非常に偏った環境になってます。あ、決勝戦は誰もが予想しなかった12獣のミラーで優勝は12獣でした。


禁止制限:

次に、禁止制限と言う別のデータも持って来ましょう。


3月31日適用

禁止:
キリン、虚無空間、The Tyrant Neptune

制限:
増G

準制限:
モルモ、妨げ、慧眼

制限に緩和:
エラッタされた6枚(勅命など)


6月12日適用

禁止:
ノーデン

制限:
SRベイゴマ、芝刈り

準制限:
なし

緩和:
ドクロバット、Pコール、慧眼

以上が資料となります。


解説グチ:

率直に言いましょう。ツッコミどころ満載、不満大爆発です。多いのでリスト化しておきます。

  • ほぼ1強環境である。つまりほとんどの人は飽きてくるので不健全である。
  • 随時に規制をかけられるのにしない。
  • 随時に規制をかけた前例があるのにしない(エムエムの時の猿)。
  • OCGで暴れた、TCGでも暴れるのが分かってる、暴れてるのに9月まで規制しない(最低半年も放置)。
  • プレイヤーが離れてるのに歯止めをする努力をしてない。
  • The Tyrant Neptuneを予防的に規制した判断ができるにも関わらずそれ以上にひどい状況を野放し。
  • 6月に規制をかけるチャンスがあったにも関わらず放置。
  • 3月に増Gを制限にしたミスを挽回するチャンスがあったにも関わらず放置。
  • リンクフォーマットになったにも関わらずリンクモンスターより12獣使う人数が圧倒的に多いのでネット上でバカにされる始末。
  • 規制が出ないので日本同様、12獣を禁止した大会などが開かれる。


と色々言えますが、綺麗にまとめたいので1つの質問に絞り込む事ができると思います。それはすなわち:

「何故事前にこうなると知ってるにも関わらず、そして随時に規制をかけられるのに放置するのか?」

是非、TCG規制リストを管理する社員さんに聞いて見たい質問です。


グチの裏:

吐き出したので少し楽になったのと同時に、逆にどうして放置規制をかけないのか、少し落ち着いて考えて見ました。

正直、レイジングテンペストやマキシマムクライシスはぼほ絶版扱いと見ても問題ないと思います。そうでなくても誰もが12獣がいずれ規制されるの分かるから買いたくないというのも事実です。

にも関わらずメガ缶同封のメガパックに12獣が再録されました。それの売り上げに響かないよう、規制を遅らせてる。その理屈なら納得です。もっとも、消費者としては呆れますが。

それはさておき、この部分に関してかなり真剣かつ時間をかけて考えましたが特筆すべき理由がメガ缶の売上以外見当たりませんでした。思いつかない部分もあっても不思議ではないですが・・・是非教えていただきたいものです。


環境以外の問題点:

実は環境以外の問題点も浮上してきました。それはずばり本日日本で販売されたエクストラパックによる「TCGをやる意味が減ってきた」と噂の10月制限リストの2つです。

そもそもOCGとTCGではカードプールに差異が存在します。そしてTCGだと北米と欧州にさらに細分化されます。日本では書籍付録など容易に入手できますが、欧州だと「正規の製品」に収録か再録されない限り、ずっと使用できません。北米ジャンプのプロモやYCS賞品カードが一番分かりやすい例と思います。

加えてTCGで常に行われてるレアリティ格上げと封入操作と言う負担・・・その結果、環境デッキを握るなら8ー10万円の出費は常識です。もっとも光るからOCGに無い物なので満足感を得られる方も少なからずですが・・・そこは財力云々賛否両論なので置いておいて、語りたいのはずばり海外先行テーマ。TCGはOCGの劣化版と辛うじて言われない理由そのものと思います。むしろ海外先行のテーマだからそれで辛うじて遊戯してる方を過去に何度か見た事があります。

で今回のエクストラパック。ダブルヘリックスや妖魔、海外新規など全部収録されてるのでTCGとの差異が悲しいことにほとんど無くなりました。むしろ発表時、TCGのシングルレートが暴落したのも身をもって経験してます(ヴェンデット・リボーン、購入時は1枚$30近く、エクストラパックに収録されると発表後半値近くまで落ちました)。

自分が使おうと思ってたので後悔はしてませんが、それなら発表後に買いたかったとは思います。ただ上記の理由に加えてどうしてTCG発のテーマがOCGで先に揃いつつ(ダブルヘリックスや妖魔)、しかも新規(導師)まで出してしまうのか・・・TCGの特権を消してしまうとTCG何も残らなくなると思ってる日々です。

そして今出回ってるOCG10月の規制の噂です。シャドール大好きなのでネフィリム制限はマジで羨ましいと思います。まあ仮に戻ってこなくても今のTCG制限よりはマシです。稀に変更なしと出ますが・・・随時に規制の変更が出来るのも関わらず放置してる場合よりはずっとマシだと思います。


私近況と今後と:

この状況を見れば分かると思いますが、夫婦共々全くと言っていいほどカード触ってません。私の場合数日前カード整理する以外。多分・・・少し前に真竜デッキ売って以来なので2月近く遊戯してないと言っても差し支えない状態です。おかげでルールやプレイングなど色々即思い出せないレベルまで衰退してしまいましたw

正直楽しめない状況であるので半分引退って状態です。むしろ座ってばかりなのでポケゴで少し運動もどきのことをしてごまかしてる日々を過ごしてます。このまま辞めてしまうと思いましたが・・・先日久しぶりにカドショ行きましたが久しぶりと色んな人に言われましたw

で帰宅後改めて正直今の状況は酷すぎると思いました。現にMTGなど他のゲームに移った知り合いも多いです。随時にしないなら周期で規制をかけてくれた方が遥かにマシだと思います。

ただ先日カドショ行った後、久しぶりに遊戯をしたいとモチベも出てきたのも事実です。それだけではなく、嫁とくっつけてくれたゲームなので辞めるのは夫婦共々辞める、そして余程の理由が必要だと思ってます。

なのでかなり削がれてますが、環境がよくなり次第、復帰しようと思ってます。欲求を言えば出張前に規制が出てくれたら飛行機待ってる間回したりすることが出来るのでそうなって欲しいなあとは思ってます。

ではまた。

Sunday, July 16, 2017

oo教えてください

久しぶりの更新です。

最近・・・

「オーストラリアのどこかに行くのでoo教えてください」
ooのカドショどこにあるか教えてください」
「日本語版使えますか?」
ooでシングル取り扱ってる店ありますか?」
「買取してる店教えてください」
「転売して儲けたいのでルート教えてください」

こういう質問が増えてきました。まあ、時期的に夏休みですし、分からないこと無いです。

とりあえず、1つ1つ、答えていきたいと思います。


問:「オーストラリアのどこかに行くのでoo教えてください」


答:オーストラリアは広いです。飛行機で5時間飛んでも余裕で国内です。国土は日本の何倍もあります。

どこに行くか、どこに宿泊するのか、その日の予定などは自身で計画を立ててください。


問:「ooのカドショどこにあるか教えてください」


答:公式サイトに公認店一覧のPDFファイルがあります。ダウンロードして見てください。(http://www.yugioh-card.com/uk/events/storelists/storelist_Australia.pdf

問:「日本語版使えますか?」


答:使えません。使えるのは英語、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガル語だけです。亜版もダメです。


問:「フリーでは日本語版使えますか?」


答:使えるのでは?ただ2回戦目からは敬遠されるでしょう。対戦相手がいきなり分からない言語のカード出してきたり、禁止カードである羽箒とか撃ってきたらどう思いますか?

問:「ooでシングル取り扱ってる店ありますか?それと買取してる店教えてください」


答:無いです。オーストラリアの店ではシングル扱ってません。日本の店と同じじゃないの?と言う考えは日本に置いてきましょう。稀にシングル売ってるかもしてませんがほとんどがイラナイカードばかりです。

それと買取もしません。遊戯王カードとは「爆発物」と同じでパックなど製品以外、取り扱いは敬遠されてます。

単純に考えて見ましょう。

例:コズモダークデストロイヤー(シミター)

初出が1枚1万円前後の相場。
規制(TCGでは制限)・再録(ゴルシク)された瞬間、暴落し半額近くになります。
お店とすれば基本買い取ったら買取額以上で売る必要があります。
ですが、1万円は高額ですしユーザーはいずれ再録されると知ってるのであまり買う気では無い。
仮にお店が買い取ったらズルズルと規制・再録発表まで在庫を抱える。
結果、お店が大損する。ダメージ吸収できなかったら店仕舞い。

これで遊戯王TCGのシングルを取り扱うのは「揮発性が高い品物」を扱うのと同じであることを理解していただけると思います。

アメリカやヨーロッパではどうなのか知りませんが、少なくともオーストラリアではシングルはパック剥くか、プレイヤー間で取引するか、オークション経由で買うのがメインです。

問:「転売して儲けたいのでルート教えてください」


答:実際DM経由で来ました。

はっきり言ってTCGの場合、既にカードの単価などが高いのでインフレに繋がることはやめて欲しいです。

Tuesday, May 2, 2017

TCGでよく使われてる12獣のコンボの一例

えーっと・・・

書こう
⬇︎
書き始めた
⬇︎
他の方が忙しくなってしまった
⬇︎
完全に忘れてた
⬇︎
せっかく書いたしかなり遅れてるけどまあ出すか(⬅︎今ここ)

の雑記です。まあ、暇つぶしに読んでくださいなw

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干支がモチーフとなった12獣。日本では規制により消え、真竜が取って代わりましたが、海外ではまだまだ現役。

ただ本項、TCG環境で使えるコンボの紹介となってますので12獣を絡めたコンボなんて既に全部知ってる〜とかもう使えないのに意味ない〜と思われる方々にはこの記事オススメしません。純粋に興味がある方だけ続きを見てください。

後、TCGとOCGでは規制など環境が違います。仮に12獣がOCGで生きていたとしても実現できないと思うのでそれもご了承ください。


手始めに


まず、12獣の動作ですが・・・下記の部分を「パターン1」とします。

1、モルモラット召喚
2、モルモラットにワイルドボウ重ねてX召喚
3、ワイルドボウにブルホーン重ねてX召喚
4、ブルホーンの効果でワイルドボウ外しモルモラット召喚
5、ブルホーンの効果でモルモラット外し月光黒羊をサーチ
6、月光黒羊効果で置換融合サーチ
7、ブルホーンにタイグリス重ねてX召喚
8、タイグリス効果で素材(ブルホーンとモルモラット)を入れ替え
9、タイグリス効果でモルモラットをデッキから特殊召喚
10、モルモラット2枚でエメラルをX召喚
11、エメラル効果でモルモラット2枚とブルホーン戻して1ドロー*
12、タイグリスとエメラルを素材に置換融合でノーデン召喚
13、ノーデン効果で残ったモルモラットを蘇生
14、ノーデンと蘇生したモルモラットでブルホーンを正規X召喚
15、ブルホーンの効果でノーデン外してモルモラットをデッキから特殊召喚
16、ブルホーンにドランシア重ねてX召喚
17、ドランシア効果でモルモラット外してモルモラットをデッキから特殊召喚
18、置換融合の墓地効果でノーデン戻して1ドロー*
19、モルモラット2枚でエメラルX召喚
20、エメラル効果でモルモラット2枚と墓地のエメラルを戻して1ドロー*

OCGではどうか知りませんが、置換融合のコンボを採用した場合、TCGでは標準的な動きとされてきました。見ての通り3ドローしてますし、会局やベイゴマが絡んだ場合、通常召喚権を使わずもっと展開できると思います。

このパターン1ですが・・・3月31日の新制限でモルモラットが準制限になり再現不可となりました。ところが・・・


生ぬるい結果



パターン1が出来なくなったとは言え、モルモラットは準制限。それ以外規制はないので12獣が死ぬことはまず有り得ません。むしろパターン1ができない?じゃあパターン2に移行って感じです。


パターン2


1、モルモラット召喚
2、モルモラットにワイルドボウ重ねてX召喚
3、ワイルドボウの効果でモルモラット召喚
4、モルモラットにブルホーン重ねてX召喚
5、ブルホーンの効果でモルモラット外し月光黒羊をサーチ
6、月光黒羊効果で置換融合サーチ
7、ブルホーンとワイルドボウを素材に置換融合でノーデン召喚
8、ノーデン効果でモルモラット蘇生
9、ノーデンとモルモラットでエメラルX召喚
10、エメラル効果でモルモラット、ワイルドボウ、ブルホーンを戻して1ドロー
11、置換融合の効果で1ドロー

パターン2は確かに2ドローですが、むしろ2枚目のエメラルを使用しない分、枚数を抑えられるなど”経済的”とも言えると部分があると思います。

ちなみにパターン2はほんの一例、他にも色々なルートがあります。しかもベイゴマや会局は未だ無制限。確かにモルモラットは準制限になってますが・・・未だに複数枚ドローできるのは強力。12獣を搭載するデッキには必ずこのギミックが入ってても不思議ではないと言っても過言ではないと思います。

Wednesday, March 29, 2017

海外3月31日からの新制限とその考察

遂に出ました、海外新制限。3月31日から有効です。公式サイトへのリンクはこちらから

ではまず実際の変更の部分を・・・


禁止


マジェスペクター・ユニコーン
The Tyrant Neptune
虚無空間


制限


増G
レスキューキャット
氷結界ブリューナク
ブレインコントロール
未来融合
王宮の勅命


準制限


慧眼の魔術師
十二獣モルモラット
妨げられた壊獣の眠り


解除


クリッター



前置き


禁止制限に関してグダる前に、まず目下の海外環境を説明したいと思います。カードプール、禁止制限など日本とは違うので、当然使用されるデッキも違ってきます。


下記のスクショは3月18−19日にかけてプラハで開催されたYCSのデッキ分布です。




上から:

・12獣
・WW召喚獣
・バジェ
・メタル
・60枚12獣ノイド
・チェーンバーン
・ライロ
・その他

で、こちらが同大会の上位32分布。




上から:

・12獣
・12獣ノイド
・60枚バジェ
・バジェ
・不知火
・ライロ
・12獣壊獣
・メタル
・その他

となってます。純であれ、混ぜ物であれ、何れにせよ12獣がかなりの割合を占めてるのと同時にバジェが何となく目立つのが分かると思います。

ただ今回の新制限、実は前回から半年以上経ってる=環境が何度か変わってるので一概に良いとは言えないのが正直な感想です。例としてはABCが前回のブルーアイズと同様、無規制でスルーされた状態なので・・今後は環境トップは規制せず少し放置、どうせプレイヤーは次のセットやテーマに移行するからそこを抑えたらいいとこんな感じの流れになるのかなと思ってます。

では新制限をもう少し深く見てみましょう。

考察


まず禁止から。

1、マジェスペクター・ユニコーン

これは日本と同じですね。メタル系の主戦力と言っても差し支えないと思います。シドニーのYCSでも暴れてましたし制圧力が半端ないので禁止です。

2、The Tyrant Neptune

これは正直驚きました。何故なら次のセットでインディペンデントナイチンゲールが出るのでそれを絡んだワンキルを予防的な意味で禁止したからです。何れにせよ、こういう予防的・積極的な変更は素直に嬉しい限りです。

3、虚無空間

正直2環境ほど前に禁止にするべきと(遅すぎる)思ってましたが漸く禁止になりました。タイミングよく撃てばそのまま完封するので、海外ではよく規制される「遊戯させないカード」の部類に入ると思います。

次に制限。

1、増G

正直よく分かりません。特にここ最近ずっと先攻ゲーなので、手札誘発が無ければ相手の展開を全く止められない状態がほとんどです。しかも効率よく展開を止められる(ストッピングパワーを持つ)手札誘発も限られてきます。そしてその筆頭が増Gです。次に思い浮かぶのは・・・ウサギぐらいかと思われます。

何れにせよ増Gが制限になった以上、ますます先攻ゲーになると思います。12獣など特殊召喚を多用するのが当たり前の環境で展開を妨害する札を規制するのが・・・理解に苦しみます。

ちなみに海外のトッププレイヤーも増Gは必須と言ってるのでますます混乱・・・もし、公式から〇〇を規制したーと言う話を伺えるのなら是非増Gは何でと聞きたいです。

唯一、考えられるのは暗黒のマンティコアループによるデッキアウトを防ぐ為かな・・と思ってます(多分違うけど)。

2、エラッタされたカード群

レスキューキャット、氷結界ブリューナク、ブレインコントロール、未来融合と王宮の勅命ですね。皆さん既にご存知ですが、最近では禁止カードをエラッタして弱体化した上で環境に戻すと言う流れが出来ています。

さて、これらのカード群ですが・・・3月30日にデュエリストサーガが販売され、このセットに上記5枚のエラッタされた版が同封されます。所謂、新製品を売る為に解禁したのと同じですね。ただ不幸中の幸いと言うべきでしょうか、前回と同じ売り上げ優先と言えど、エラッタされてるので壊れでは無いのがまだマシかと思われます(ちなみに前回で解禁されたのは第六感でした)。

少し様子見しないと分かりませんが、直感で言うとレスキューキャットはファンデッキとして懐柔と合わせて使用者が増えるかも知れません。後は未来融合・・・これはノイドやABCで使われるかも知れません。そして王宮の勅命は物にもよりますが、メインかサイドの鉄板かな、と思います。

総じてエラッタされたにせよ、新製品を売る為に解禁した側面があることは否めない、と思います。

次に準制限。

1、慧眼の魔術師

これは恐らく、長らく使われてないので緩和されたと思ってます。海外の主流Pデッキはメタルですし、よく出張要員として混ぜられてたマジェスペクターもユニコーンの禁止化で弱体化したので緩和しても大丈夫だろうと言う流れだと思います。

後、増Gが制限になった以上、他の手札誘発に頼る必要が出てきたのでウサギが増えると思ってます。その場合、ウサギは一応Pゾーンのカードにも刺さる可能性が少し高めなのでそれも緩和の一因かなと思ってます。

2、十二獣モルモラット

2月9日に販売されて50日後に準制限指定。かなり早い指定だと思われますが、余程と思ったのでしょう。早速12獣で最初の規制がかかりました。

正直何故会局に規制をかけなかったのか少し疑問も残りますが、恐らく高額なシクレアを規制する=出費が無駄になった客が激怒するのでとりあえずそれを避けたかった結果、モルモラットを規制しようと言う政治判断が通ったのだと思います。

何にせよ、準制限ではほぼ効果なしと言っても差し支えないと思います。それは後日、別で書きたいと思います。

3、妨げられた壊獣の眠り

海外ではサンボル1、ブラホ2、激流1と盤面壊すカードが多数、使用できる状態です。ですが12獣の登場によって眠りを絡めたワンキルが容易になってしまった以上、規制はやむを得ないと思ってます。もっともモルモラット同様準制限である以上、あまり影響は無いと思うので正直御茶を濁す感じ・・・と思います。

最後に制限解除。

1、クリッター

今回に関して扱いが不遇とか言い様がないと思います。

現在のテキストにエラッタされたのが2016年9月15日、つまりDPファラオのライバル(DP王の記憶編相当)が販売された日がそれに当たります。エラッタされたにも関わらず、そのまま半年間、禁止にされたままでした。ようやっと復帰したと思えばいきなり禁止から制限解除・・・と言う扱いです。

これで暴れてまた規制されたらさすがに呆れますが・・・まあ、恐らくそれはないと思いますし、そうなったらその時と言うことで。

結果・疑問(もしくは議論の余地あり)


正直どちらかと言うとあまり良くない、もしくはあまり意味がない規制だと思ってます。

理由はいくつか。手始めに今回規制がかからなかった・免れた?カードを挙げて行きたいと思います。

1、SRベイゴマ・会局

モルモを準制限にしてもこれらに規制がかからない限り、1枚で展開できます。前者は恐らくスターパック・バトルロワイアルに再録されたのでそちらの売り上げを上げる為にスルー、後者はRATEが最近出たばかりなので規制=高額カード買ったばかり=怒る客を避ける為の処置だと思います。

2、ノーデン

単純に言えばこれ1枚でランク4ができます。しかし知っての通り現実は別、もっと悪用されてます。

どう悪用されてるのかは別記事で書きますが、海外ではノーデンを絡めた+3から+5のドローができるコンボが流行ってます。何故規制しないのか、正直不思議です。

3、シラユキ

ターン制限なしの月の書内臓、しかも打点が意外と高い。必要であればランク4の素材などなど・・・ロンギヌスが事実上唯一、しかも効果的な対抗策と言える状況で60枚デッキは天敵がなく、自然とアドバンテージがあっても不思議ではないと思います。

何にせよ、芝刈り搭載したデッキは少なくとも5月までは主流になると思うので次回、シラユキは規制して欲しいと切実に思います。

4、餅カエル

1月のYCSシドニーで強すぎると分かってた以上、次回の制限で何らかの規制するべきと意見が多かったのでそうされるのかなと思ってましたがこれもスルー。先に立てられると非常に面倒なのでひょっとしたら日本と同じく、環境外になってから規制されるかも知れません・・・

5、エラッタされたカード群

商売なので仕方ないと言えば仕方ありませんが、新制限の約半分はエラッタされたカード群の制限緩和。どうしてもデュエリストサーガを売りたい為の制限改訂としか言えません。

誤解しないでいただきたいのは、別に新製品を売ることには文句は言いません。むしろ歓迎です。ただそれと一緒に他に規制してもよかったんじゃないかなーと思うのは私だけではないと思います。

6、その他環境トップの要であるカード

全くと言っていいほど、規制を免れてます。オメガ、芝刈り、会局、簡易などなど・・・新制限が出るたびに新環境と思ったのですが正直なところ今回は多分引き続き同じ環境、と思います。ともあれ、遊戯してる以上、従うしかないです(苦笑)。次回の禁止制限に期待します。

今後の展望


微々たる物かも知れませんが、早速12獣が規制されました。ですが同時に他の環境テーマはこのままスルーの状態です。意見は色々見かけますが、まとめてみると総じてバジェ、召喚獣、WWとノイドがひょっとしたら12獣以上に環境に君臨するかも知れません。とりあえず新制限以降開催されるYCS結果などを見て引き続き考察したいと思います。