Wednesday, March 29, 2017

海外3月31日からの新制限とその考察

遂に出ました、海外新制限。3月31日から有効です。公式サイトへのリンクはこちらから

ではまず実際の変更の部分を・・・


禁止


マジェスペクター・ユニコーン
The Tyrant Neptune
虚無空間


制限


増G
レスキューキャット
氷結界ブリューナク
ブレインコントロール
未来融合
王宮の勅命


準制限


慧眼の魔術師
十二獣モルモラット
妨げられた壊獣の眠り


解除


クリッター



前置き


禁止制限に関してグダる前に、まず目下の海外環境を説明したいと思います。カードプール、禁止制限など日本とは違うので、当然使用されるデッキも違ってきます。


下記のスクショは3月18−19日にかけてプラハで開催されたYCSのデッキ分布です。




上から:

・12獣
・WW召喚獣
・バジェ
・メタル
・60枚12獣ノイド
・チェーンバーン
・ライロ
・その他

で、こちらが同大会の上位32分布。




上から:

・12獣
・12獣ノイド
・60枚バジェ
・バジェ
・不知火
・ライロ
・12獣壊獣
・メタル
・その他

となってます。純であれ、混ぜ物であれ、何れにせよ12獣がかなりの割合を占めてるのと同時にバジェが何となく目立つのが分かると思います。

ただ今回の新制限、実は前回から半年以上経ってる=環境が何度か変わってるので一概に良いとは言えないのが正直な感想です。例としてはABCが前回のブルーアイズと同様、無規制でスルーされた状態なので・・今後は環境トップは規制せず少し放置、どうせプレイヤーは次のセットやテーマに移行するからそこを抑えたらいいとこんな感じの流れになるのかなと思ってます。

では新制限をもう少し深く見てみましょう。

考察


まず禁止から。

1、マジェスペクター・ユニコーン

これは日本と同じですね。メタル系の主戦力と言っても差し支えないと思います。シドニーのYCSでも暴れてましたし制圧力が半端ないので禁止です。

2、The Tyrant Neptune

これは正直驚きました。何故なら次のセットでインディペンデントナイチンゲールが出るのでそれを絡んだワンキルを予防的な意味で禁止したからです。何れにせよ、こういう予防的・積極的な変更は素直に嬉しい限りです。

3、虚無空間

正直2環境ほど前に禁止にするべきと(遅すぎる)思ってましたが漸く禁止になりました。タイミングよく撃てばそのまま完封するので、海外ではよく規制される「遊戯させないカード」の部類に入ると思います。

次に制限。

1、増G

正直よく分かりません。特にここ最近ずっと先攻ゲーなので、手札誘発が無ければ相手の展開を全く止められない状態がほとんどです。しかも効率よく展開を止められる(ストッピングパワーを持つ)手札誘発も限られてきます。そしてその筆頭が増Gです。次に思い浮かぶのは・・・ウサギぐらいかと思われます。

何れにせよ増Gが制限になった以上、ますます先攻ゲーになると思います。12獣など特殊召喚を多用するのが当たり前の環境で展開を妨害する札を規制するのが・・・理解に苦しみます。

ちなみに海外のトッププレイヤーも増Gは必須と言ってるのでますます混乱・・・もし、公式から〇〇を規制したーと言う話を伺えるのなら是非増Gは何でと聞きたいです。

唯一、考えられるのは暗黒のマンティコアループによるデッキアウトを防ぐ為かな・・と思ってます(多分違うけど)。

2、エラッタされたカード群

レスキューキャット、氷結界ブリューナク、ブレインコントロール、未来融合と王宮の勅命ですね。皆さん既にご存知ですが、最近では禁止カードをエラッタして弱体化した上で環境に戻すと言う流れが出来ています。

さて、これらのカード群ですが・・・3月30日にデュエリストサーガが販売され、このセットに上記5枚のエラッタされた版が同封されます。所謂、新製品を売る為に解禁したのと同じですね。ただ不幸中の幸いと言うべきでしょうか、前回と同じ売り上げ優先と言えど、エラッタされてるので壊れでは無いのがまだマシかと思われます(ちなみに前回で解禁されたのは第六感でした)。

少し様子見しないと分かりませんが、直感で言うとレスキューキャットはファンデッキとして懐柔と合わせて使用者が増えるかも知れません。後は未来融合・・・これはノイドやABCで使われるかも知れません。そして王宮の勅命は物にもよりますが、メインかサイドの鉄板かな、と思います。

総じてエラッタされたにせよ、新製品を売る為に解禁した側面があることは否めない、と思います。

次に準制限。

1、慧眼の魔術師

これは恐らく、長らく使われてないので緩和されたと思ってます。海外の主流Pデッキはメタルですし、よく出張要員として混ぜられてたマジェスペクターもユニコーンの禁止化で弱体化したので緩和しても大丈夫だろうと言う流れだと思います。

後、増Gが制限になった以上、他の手札誘発に頼る必要が出てきたのでウサギが増えると思ってます。その場合、ウサギは一応Pゾーンのカードにも刺さる可能性が少し高めなのでそれも緩和の一因かなと思ってます。

2、十二獣モルモラット

2月9日に販売されて50日後に準制限指定。かなり早い指定だと思われますが、余程と思ったのでしょう。早速12獣で最初の規制がかかりました。

正直何故会局に規制をかけなかったのか少し疑問も残りますが、恐らく高額なシクレアを規制する=出費が無駄になった客が激怒するのでとりあえずそれを避けたかった結果、モルモラットを規制しようと言う政治判断が通ったのだと思います。

何にせよ、準制限ではほぼ効果なしと言っても差し支えないと思います。それは後日、別で書きたいと思います。

3、妨げられた壊獣の眠り

海外ではサンボル1、ブラホ2、激流1と盤面壊すカードが多数、使用できる状態です。ですが12獣の登場によって眠りを絡めたワンキルが容易になってしまった以上、規制はやむを得ないと思ってます。もっともモルモラット同様準制限である以上、あまり影響は無いと思うので正直御茶を濁す感じ・・・と思います。

最後に制限解除。

1、クリッター

今回に関して扱いが不遇とか言い様がないと思います。

現在のテキストにエラッタされたのが2016年9月15日、つまりDPファラオのライバル(DP王の記憶編相当)が販売された日がそれに当たります。エラッタされたにも関わらず、そのまま半年間、禁止にされたままでした。ようやっと復帰したと思えばいきなり禁止から制限解除・・・と言う扱いです。

これで暴れてまた規制されたらさすがに呆れますが・・・まあ、恐らくそれはないと思いますし、そうなったらその時と言うことで。

結果・疑問(もしくは議論の余地あり)


正直どちらかと言うとあまり良くない、もしくはあまり意味がない規制だと思ってます。

理由はいくつか。手始めに今回規制がかからなかった・免れた?カードを挙げて行きたいと思います。

1、SRベイゴマ・会局

モルモを準制限にしてもこれらに規制がかからない限り、1枚で展開できます。前者は恐らくスターパック・バトルロワイアルに再録されたのでそちらの売り上げを上げる為にスルー、後者はRATEが最近出たばかりなので規制=高額カード買ったばかり=怒る客を避ける為の処置だと思います。

2、ノーデン

単純に言えばこれ1枚でランク4ができます。しかし知っての通り現実は別、もっと悪用されてます。

どう悪用されてるのかは別記事で書きますが、海外ではノーデンを絡めた+3から+5のドローができるコンボが流行ってます。何故規制しないのか、正直不思議です。

3、シラユキ

ターン制限なしの月の書内臓、しかも打点が意外と高い。必要であればランク4の素材などなど・・・ロンギヌスが事実上唯一、しかも効果的な対抗策と言える状況で60枚デッキは天敵がなく、自然とアドバンテージがあっても不思議ではないと思います。

何にせよ、芝刈り搭載したデッキは少なくとも5月までは主流になると思うので次回、シラユキは規制して欲しいと切実に思います。

4、餅カエル

1月のYCSシドニーで強すぎると分かってた以上、次回の制限で何らかの規制するべきと意見が多かったのでそうされるのかなと思ってましたがこれもスルー。先に立てられると非常に面倒なのでひょっとしたら日本と同じく、環境外になってから規制されるかも知れません・・・

5、エラッタされたカード群

商売なので仕方ないと言えば仕方ありませんが、新制限の約半分はエラッタされたカード群の制限緩和。どうしてもデュエリストサーガを売りたい為の制限改訂としか言えません。

誤解しないでいただきたいのは、別に新製品を売ることには文句は言いません。むしろ歓迎です。ただそれと一緒に他に規制してもよかったんじゃないかなーと思うのは私だけではないと思います。

6、その他環境トップの要であるカード

全くと言っていいほど、規制を免れてます。オメガ、芝刈り、会局、簡易などなど・・・新制限が出るたびに新環境と思ったのですが正直なところ今回は多分引き続き同じ環境、と思います。ともあれ、遊戯してる以上、従うしかないです(苦笑)。次回の禁止制限に期待します。

今後の展望


微々たる物かも知れませんが、早速12獣が規制されました。ですが同時に他の環境テーマはこのままスルーの状態です。意見は色々見かけますが、まとめてみると総じてバジェ、召喚獣、WWとノイドがひょっとしたら12獣以上に環境に君臨するかも知れません。とりあえず新制限以降開催されるYCS結果などを見て引き続き考察したいと思います。